腰痛

ぎっくり腰

突然の痛みで整形外科を受診、ブロック注射を打ったり、痛み止めを服用しても症状が再発する。
椎間板ヘルニアと診断され手術をしたが、半年後には同じ痛みで夜も寝られない。以上のような患者さんは、当院でも非常に多いのが現状です。
腰痛、ぎっくり腰の原因は、主に筋肉にあります。例え、椎間板が飛び出していた（ヘルニア）としても、ヘルニアが原因のケースは少ないものです。腰痛が全くない人でも、MRIをとってみるとヘルニアは発見されるものです。国際腰痛学会の発表によると、ヘルニアは免疫細胞であるマクロファージが取り除いてくれるという立証もされています。無理に手術で取り除く必要はありません。
実際に腰痛の最も多い原因としては、腰部多裂筋のトリガーポイントです。多裂筋は腰の骨（腰椎）を守っている強靭な筋肉で、腰椎に負担がかかると、そのストレスをダイレクトに受けやすい筋肉でもあります。それだけの負担を受けている為、トリガーポイントが形成されやすく、筋肉の柔軟性もなくなります。ぎっくり腰を何度も繰り返してしまうのもこの為です。筋肉のコリやトリガーポイントは、最新のレントゲンやMRIでも診ることができません。手による触診のみが有効です。