鍼灸には、様々な治療体系が存在します。中医学、経絡、良導絡治療など、鍼灸師によって鍼治療の方法、理論が全く異なります。
当院の鍼灸は、トリガーポイント鍼治療を主軸にしたものです。トリガーポイントとは、痛みの「ひきがね」を意味し、痛覚感作部位のことを意味します。トリガーポイントを指で押さえることにより、関連痛を引き起こします。例えば、筋緊張性頭痛では頸部のトリガーポイントが頭痛の「ひきがね」となっています。この場合、頸部のトリガーポイントを的確に押さえることにより頭痛が再現されます。この時、患者は、まさに今押されている部分が悪いところだと分かります。これを「認知覚」といいます。一般的な圧痛点とは異なります。
圧痛点では、押さえられているところが痛い。トリガーポイントでは、痛みの再現、関連痛、認知覚がある。
このトリガーポイントは、レントゲンやMRIには、全く写らないので、病院に行っても異常なしと言われ、湿布や痛み止めを処方されることになります。これでは、根本的な痛みの原因箇所を取り除けていないので、痛みが根本的になくなることはありません。
当院では、徹底的に痛みの原因箇所を調べ、触診によりトリガーポイントを的確に捉え、鍼治療で痛みの原因を確実に取り除いていきます。
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